家庭用品品質表示法

歯ブラシも家庭用品である以上、家庭用品品質表示法の制約を受けます。つまり販売単位ごとの適切な品質表示が義務付けられているのです。ここで言う家庭用品とは、衣類、合成樹脂、電気機械、雑貨等を指します。この法律は消費者保護のために制定されており、メーカーは生産品を商品として販売する際、その品質を同法の規定通りに記載しなければなりません。対象項目は多岐にわたりますが、表示される数値は全て指定の方法で測定されたものです。

品質表示は歯ブラシの選択動機を決定付ける非常に重要な情報であり、歯ブラシのメーカーであれば雑貨工業品品質表示規程、合成樹脂加工品品質表示規程は必ず遵守しています。さて、工業製品の規格には色々な種類がありますが、その中には法的拘束力のない規格もあり、俗に自主規格と呼ばれています。歯ブラシ製造の業界では、特に電動歯ブラシと歯間ブラシの製造時に、この自主規格が活躍します。例えば電動歯ブラシであれば、その安全性を高めるために何度も試験を繰り返しますが、その試験方法等を規格で定めるのです。項目は多岐にわたり、安全性、植毛部の保持力、モーターの力、薬品との反応性等があります。

歯間ブラシであれば、全日本ブラシ工業組合が独自の規格を打ち出しており、試験方法、取扱説明書のあり方、包装方法等が項目になっています。さて、規格を守っていることが確認されれば、その設計通りに歯ブラシは製造されるわけですが、製造工程については業界の人間でなければ詳しく知ることが出来ません。いえ、業界の人間であっても全ての工程を把握することは不可能です。何故なら、製造工程は複数の企業の協働であり、部分的に加工された材料を卸し合うのが実情だからです。

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